40年近くの活動歴がある矢郷恵子は
乳幼児の外遊びの環境づくりや活動の開発を続けています。
水遊び・泥遊び・土での遊び・木登り・草花や小動物とのふれあい
2000年以降の乳幼児期の遊び場は?
トツプは公園。次はマンションなどの外部スペース。集合住宅ではマンションのベランダ
(2006年内閣府年再生モデル調査のママたちへのアンケートから)
乳幼児が外でのびのび遊ぶために求められていること
・公園で遊びやすい仕掛けや時間をつくる
… 遊具保管できる倉庫の設置
… 公園巡回の遊び場
・乳幼児の専門の外遊び場をつくる
… 乳幼児専門のプレーパーク
… 住宅と続いた遊びの庭
小さなリヤカーに遊び道具を積んで、公園で仮設の遊び場をつくります。
遊びを見守るサポーターがいることで、一人の親子や顔を知らない親子が遊べます。
2006年に世田谷区で第一号が動いて、2016年には7台のリヤカーが17の公園を回っています。
これが乳幼児の外遊びです
・壊す、つぶす
・台所に関わる性別を問わず大好き
・遊びは教育やしつけとは違います
・乳幼児でも自分で工夫して遊びます
・乳幼児でも自分が主役で遊ぶ権利があります
・一人で遊ぶ、だらだら遊ぶ、それも遊びです
今は全国に創られているプレーパーク。
その第一号の羽根木プレーパークで「乳幼児の遊び時間」を地域のママたちと立ち上げたのが40年近く前。
そのころは、乳幼児の遊びは家庭の問題で社会や地域が関わる活動という認識はありませんでした。
でも都市開発が進み、核家族化、住宅の集合化で、子育てが家庭だけでは難しくなったことで、自主保育を立ち上げ、プレーパークに関わり、ママたちのネットワークを育てながら遊びの環境づくりを地域参加ですすめていました。
2000年以降は、働くママたちの応援が大きな子育て課題になっていく中、子どもそのものを育てる環境づくりは、なかなか進んできません。
でもママたち、パパたちは、室内だけでは子どもが育たないこと実感しています。
外遊びが当たり前に、安心して行えるために、子育て支援や子どもの環境づくりは、ますます必要になってきています。
地域で当事者たちが参加して、小さくてかまいません。
イベントでなく日常に遊べる土、水、泥、草花がある遊び場をつくっていきましょう。
|